シンプルな個人タスク管理の方法 Getting Sh-t Done
モレスキンか、それともソフトウェアか?という議論がFriendFeedであり、興味深くスレッドを追っていたのですが、その中にとても面白い個人管理システムの紹介がありました。(@Greg Thanks!)
getting sh-t done personal organization without the hassle
がんばらなくていい個人タスク管理の方法、というニュアンスでしょうか。このシステムの要諦を示しているのが、こちらのページです。
たった4つの手順が述べられているのですが、最近私も同じようなやり方をしているので非常に興味深く感じました。以下、簡単にかいつまんでご紹介したいと思います。
1. Create your Master list
まず、マスターリストを作ります。GTDで言うところのインボックスにあたるような感じでしょうか。取りあえず頭にあるやりかけのこと、やらないといけないことを全て吐き出します。
2. Create the Daily list
次にデイリーリストを作ります。毎朝ノートの新しいページを開いて、頭のなかにある「やるべきこと」のリストを仕事かプライベートか関係なく書き出していきます。それから前日のページに戻ってやり残した仕事を見ていき、今日のページに書き写していきます。その際、前日のページのリストには次の日に移動したことを示すマークを入れます。そうしてやりかけの仕事を含めて全ての項目に何かしらのチェックがはいったら、その日のリストが閉じたことになります。
最後にマスターリストを眺めてレビューします。
3. Work your Daily list
そうして、デイリーリストができれば、あとはそれをこなしていくだけです。リストの中から3-4つの最も重要な項目についてチェックボックスのなかに中黒の点を入れていきます。どこから取り組むべきかを明確にしていくためです。重要なのはリストにある項目だけに集中することです。もし、新しい案件が入ってきたらリストに追加して再度優先度をつけなおします。
4. Reboot
これでも時として上手く機能しなくなることがあります。その時はマスターリストに戻ってステップを繰り返します。
こうして見てみるとこのシステム、”Do It Tomorrow”の考え方に非常に近いものがあります。最近、私はBackpackを使ってこのシステムを実装しようとしているのですが、この考え方でいくとノートを使っても全く問題がないような気がしてきました。ウェブツールにしてもソフトウェアにしても追加が簡単な分、変更も簡単で、柔軟さが裏目に出てしまうこともあるんですよね。紙だと一旦書いたリストは簡単に消せないぶん、コミットメントが強く、やりとげなければならないという気分になります。
余談ですが、このGSDで紹介されているMiquelriusのノートブック、とても良さそうです。日本でも買えるのか、少し気になるところです。