FriendFeedはフィードで人々を繋ぐ

Photo by premasagar

FriendFeedには今までのアグリゲーションサービスにない特徴的な点がいくつかあるのですが、私が一番気に入っている点は「コメントをつけやすい」というところです。

例えば、ブログのコメント欄には必ず名前とメールアドレスを入力する欄があり、コメントのテキストエリアも大きく取られているのがフォーマットとなっています。そして、発言を送信すると確認画面に遷移して、その後また送信。そうやって手順を踏んでいかなければなりません。これはほんの一言コメントしたいだけという場合には、非常に煩わしいものです。

また、コメントしたブログが多ければ多いほど、フォローするのが大変になります。ブログの書き手も複数のサービスを使っていると、それぞれに対してコメントをチェックしていくのは大変です。

If you’ve ever looked at the comments on YouTube videos you know how useless they are, and the comments on Flickr photos rarely result in conversations because people don’t go back to look at things they’ve already seen. FriendFeed tries to solve these problems, while also solving the problem of checking 37 different sites to see what (or whether) your friends have posted recently.

Kevin Fox of Gmail & FriendFeed on User Experience Design

このインタビューのなかでKevin Fox氏はFriendFeedYouTubeFlickrなどのサービスサイトで会話が成り立ちにくい問題点を解決しようとしている、と述べています。

自分のコメントを追いやすくなれば、コメントすることの敷居が低くなります。するとどうなるでしょう。コメントが活発化すると、交流が生まれます。こちらが気軽にコメントすることで、相手もまた気軽にコメントできるという雰囲気が出来てくるからです。

また、SNSがリアル・ピープル、リアル・コネクションの方向性に行くのに対して、FriendFeedはフィードを中心としたコネクションを作り上げます。人と人とがフレンドになるには、どうすればいいのでしょう。趣味、志向、何かしら共感するところがあるから、フレンドになるわけです。そして、フィードこそのがフレンドの媒介であるというのが、つまりは、FriendFeedなのではないかと思うのです。