ニッチメディアとしてのブログ

ブログを大きく目的の有無によって分類することができるのではないかと思った。

目的のあるブログというのは主に記事やニュース、新製品などの情報だったり、まとめ記事であったり、書評であったり、とにかく有益・有用を目的にしたブログ。テーマが絞ってあり、個人的な出来事が挟まれたりしない。超有名どころで言うと百式GIGAZINE、ネタフルなんかがその典型例。

目的のないブログというのは、主に個人的な出来事・関心・悩みなどを吐露する日記みたいなブログ。このブログもその典型。テーマが絞って無くて文章の長さもその時々の気分で変わり、更新も毎日とはいかない。

粗くまとめるとこんな感じだろうか。

タイプ 目的有り 目的なし
性質 メディア 日記
性格 公的 私的
文体 です・ます だ・である
割合 2割 8割

そんなことを思っていたところにシックス・アパートがメディア運営事業に乗り出したとのニュースがあった。

Six Apart - シックス・アパートがブログメディア構築・運営サービスを提供

米国では、ブログを活用したニッチ層のメディアが大きな広がりを見せています。広告管理サービスのPubMaticが月3000サイトへの広告ネットワークを通して販売された広告を分析した結果(英語)によれば(2008年4月発表)、広告効果は主な大手サイト(月間1億ページビューを超えるソーシャルネットワーク・エンターテイメントサイトなど)よりもニッチサイト(月間100万ページビュー未満)の方が高いことが明らかになりました。このような市場調査から、ブログメディアのビジネスとしての可能性が大きく、日本でも市場の成熟や趣味・思考の多様化に伴って米国と同様の現象が起こることが予想されます。

関心事をパブリッシュする日記型のブログはブログとして、ブログメディアは今後増えていくのは間違いない。個人がメディアになる。まだまだ、その始まりにすぎないのかもしれない。