自分が望むように生きることは不可能か?
「フリーエージェント社会の到来」が面白い。夢中になって読んでいる。まだまだ序章なんだけども、線を引き引き引用していきたいと思う。
p.11
悪い暮らしではなかった
しかし、それは望んでいた生き方とは言えなかった
これ。これこそ、まさに今の自分の暮らし。悪い暮らしではない。仕事環境にも恵まれているし、好きなことを仕事にしている。残業が多いわけでもないし、休日出勤なんかがあるわけでもない。給与はそこそこいただけている。悪い暮らしじゃない。そこそこ欲しいものだって買えたり。
でも、それが望んでいた生き方かというとそんなことはなく。
理想というのは理想。現実は理想な暮らしができるほど甘くない。そこそこの暮らしができればそれで満足しなきゃ。そんな声も聞こえてきそうだ。けども、なんかそうじゃないという気持ちがうずうずとしている。
理想の暮らし。僕はどんな暮らしを望んでいるのだろう?
- 好きな時に好きなだけ仕事をする
- 好きな時に好きな場所で仕事をする
- 好きな時に好きな人たちと仕事をする
- 好きな時に好きなだけ勉強する
- 好きな時に好きなだけ楽しむ
これはわがままだろうか。
第一に子供たちと過ごす時間。週に1日や2日では全く足りない。朝、子供たちと泣く泣く分かれて出勤するなんてひどく残酷なことをしているという気になる。妻に家庭を任せきりになるし、負担も減らしてあげることができない。
こんなことは幼い子供たちを持つ父親なら、誰しも思うところかもしれない。でも、我慢している。そうする他ないから。そうしないと家族を養っていけないから。
でも、そうなのか。本当にそうなのか。そこそこ稼げて、それでいて自由に人生をコントロールすることは可能なんじゃないか。
p.20
(フリーエージェントは)仕事と家庭の境界線を曖昧にするーつまり、「両立」ではなく「一体化」が彼らの答えなのだ。
そう、僕らが悩むのはワークライフバランス。一方にワークがあり、もう一方にライフ。その天秤のバランスをとろうとして、あっちを立てればこっちが立たず。引き裂かれるような生活。もちろん、そんななかでも成功者はいる。いるのだ。でも、成功者たちは両立できてるわけじゃない。一体化しているというのが、まさしく正しいだろう。
仕事は仕事、割り切って考える方法もあるだろう。けども、そうやって辛抱して過ごすほど人生は退屈じゃない。やりたいこと、広げたい自分の世界が大きすぎる。
贅沢なんだろう。でも、本当に自分が望むような生活をすることは不可能だろうか。不可能じゃないはず。スタートするのに遅すぎることはない。これ、全部自分へのメッセージかもしれない。
フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか
- 作者: ダニエルピンク,Daniel H. Pink,池村千秋
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
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