趣味は勉強?

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今朝の朝日新聞清水義範さんが最近の効率的な勉強本の過熱ぶりについて「勉強は結構だが効率だけを追い求めるのはいかがなものか」というような主旨のことを書かれていた。

なるほど、確かに効率的な勉強法(知的生産術とも)に関する本は私も好きで、その多くを読んでいる。

例えば勝間本に、小山龍介さんのヒットシリーズ一連とか。見れば、本棚にHack、Hack、Hack の文字が並んでいる。くしゃみでも出そうだ。

清水さんが言うのは、勉強というのは結果だけを求めて効率的にやるもんではないよ、ということらしい。教養という言葉がそこで出てくる。スピード、スピードで知識を得たところで、それが果たして教養に勝るのか、ということか。

思えば、教養というのはスローライフみたいなところがある。この社会はなんでもかんでもスピードを競いすぎなんだろう、きっと。

勉強を趣味と言えるぐらいがいいのではないか、というようなことも仰っていた。これはいい。私はよく「趣味は?」と聞かれて困ることがある。「はたして自分の趣味はなんだろう?」とはたと考えてしまうのだ。カメラ?確かにそれも趣味。ウェブを読むこと?これは趣味というか、生活そのものだし。読書?読書というと実益とは無縁のものを指すような・・・。子供と遊ぶこと?それは純粋に楽しみのカテゴリーだ。ブログを書くこと?これも趣味といえば趣味だが。

そういうわけで、これから趣味は勉強と答えることにしようと思う。しかし、これは反感も招きそうだ。優等生的すぎる。勉強に代わるいい言葉はないものだろうか。