パラダイス鎖国を読んで
パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本 (アスキー新書 54)
- 作者: 海部美知
- 出版社/メーカー: アスキー
- 発売日: 2008/03/10
- メディア: 新書
- 購入: 33人 クリック: 744回
- この商品を含むブログ (228件) を見る
読んだ本の感想を書くというのは骨の折れる作業なのであまりやりたくないと思っている。
しかし、それでは読み捨てで終わってしまうのでやはりよくない。とりあえず、読みながら「ここ!」と自分の琴線に触れた一節だけでも抜き出してみることで鏡のように現在の自分の心境というものが見えるのではないかということは思った。
それで以下。
p.84
衆目の一致しないことをやって失敗すればひどく叩かれるが、周りと同じことをやっていて失敗しても、「仕方がなかった」となる
要するに「できもしないのに」ってやつかな。
p.116
いまの日本なら、新しいものを作り出すための途中の無駄やコストを負担する余裕がまだある。その余裕すら失ってしまう前に、新しいものを作り出すための一歩を踏み出すべきなのだ。
これは今の会社における自分に重ねてしまった。まだ余裕があるのだ。その間になんとかしないと、という危機感。
p.133
混沌は新しいものを生み出すエネルギーである。
即座に Sonic Youth の Confusion is next を想起した。
p.172
自分のやってきたことの一貫性と説得力が大切だ。「この仕事をやっているときに身につけた経験を、次にはこうやって別の分野に生かした」といえるようにキャリアを積んでいく
別の分野に生かした、というのが大事かな。違う業界、違う経験が混じり合って新しいものが生み出される。