friendfeed で未読を捨てて、流れにまかす

How to Read 1000 Different Web Sites a Day Without Breaking a Sweat (and while still having a life) | GTD Times

なぜに今頃こんな話題が、とも思うわけですが、実際問題としてRSSやフィードといったものが一般に認知され、普及しているかというとまったくしていないのが現実なわけです。このエントリーは感覚的には2、3年前に書かれたようにも感じますが、まだまだこうした啓蒙の記事はニーズがあるということでしょうか。

一方、そんな今更感を吹っ飛ばす記事も。

ポスト RSS の時代が始まっている? | Lifehacking.jp

この記事を読んで思ったのは、つまり「1日に1000ものウェブサイトを読む」必要があるのか?ということです。私も大量のブログを登録していますが、その多くを”J”ストロークですっとばしていきます。たまに気を引かれる記事があれば新しくタブを開いて読んだりもしますが、最近この「すっとばし」が多いように感じていました。しかし、購読数を厳選してひとつひとつを丁寧に読んでいくというふうにするならば、RSSリーダーというのは少し大げさな気もします。それに購読数を減らすと関心の領域をカバーできません。適度な購読数で関心領域をカバーしてくれるサービス。私はその答えが、friendfeedではないかというように思います。

friendfeedの良さのひとつに、それがフローのサービスだということがあるように感じます。過去何日間もさかのぼれることはできますが、貯まる感じがない。流れてしまえば、それはそれという感じ。逆にいうと、RSSリーダーの欠点はここにあります。メールのようにウェブフィードを受信するわけですから、何日か見ていないとあっというまに未読数が増えてしまうのです。そして、そうやって増えた未読フィードを消化していくというスタンスはときに事務的です。貯めるのではなく流す。そして、その「今」に自分の関心を閉じこめてしまう。時間が有限ならば、未読をためることはさらに時間を削っていくわけです。時の流れにあわせて、今を消費していく。その軽快な割り切り感が、私がfriendfeedにもっとも惹かれるところです。