毎日新聞らしいティム・オライリーへのインタビュー
これはいかにも新聞社のインタビュー記事らしい記事だ。
ティム・オライリー:WEB2.0提唱者に聞く----独占インタビュー - 毎日jp(毎日新聞)
まず、権威であると目されているティム・オライリーにインタビューしているという点。何かあればすぐにその世界の権威にお伺いを立てるというのがマスメディアの習性なんでしょうかね。
つぎに独占インタビューというやつ。権威であるところのオライリー氏にインタビューできるのは毎日新聞がジャーナリズムの権威であるからですよ。しかも独占ですよ、と。
質問項目がまた新聞社らしい紋切り型。
- 今日のウェブの評価について
- ネットバブル後の動向について
- 将来の革新予想について
- 日本のウェブサイトの水準は?
- 携帯は優れたサービスか?
- ネットバブルがあったにもかかわらずインターネットの可能性を信じられたのは?
- 玉石混交のウェブの現状。マスメディアの役割は?
- 特ダネは世界ではウェブファーストの傾向ですが、日本はウェブラストです
- 新聞やプリントメディアは生き残れますか?
- ウェブ社会のマイナス面について
特徴的なのは視点が常に過去に向いているところ。ネットバブルだとか、もうどうでもいいですよ。もっと未来の話したら?
あと、日本のウェブサイトの水準がどうとか気にしてどうすんの?という気がする。相変わらず欧米対日本という構図があって、出遅れてる日本のコンプレックスというのをつっつこうとしているわけでしょ。
マスメディアの役割だとか、新聞メディアが生き残れるのか、とか、どれもピントを外しまくった質問のような気がしてならない。最後にはお決まりの「ウェブ社会のマイナス面」でしょ。ほんと、新聞社ってしょうがないなぁ。こんな質問で恥ずかしくないのかな。