資格コンプレックスは自信の無さの現れ

JAM LOGさんに非常に共感するエントリーがありました。

資格試験はしょせん人生において会ったこともないor恐らく会うこともない他人が定めた基準であり、目的ではなく手段(のひとつ)。それを分かっていて、仕事や環境で必要に迫られて受けるのであれば、それが給料や人事に直接ひびくのであれば受けるのは大いに良いことだと思うんですが、なんか「資格試験」というものに群がる日本人の姿やそれを煽る社会がどうも滑稽に思えてしかたがないのです。NOVAに群がる英語学習者のように。

http://jamlog.podzone.org/index.php?id=976

先日Web検定の試験実施のニュースがあり、興味をもったのと同時に拭いきれない違和感を感じたところでした。

私たちが「資格試験」というものに群がるのは、きっと自信の無さの現れなんじゃないかと思うんです。自己評価をこれでもかと主張する国民性でない。遠回しに大三者による評価というものを持ち出して、婉曲的に自己能力をアピールするというのが、我々なんではないでしょうか。そういったサガを知っていて、検定主催者側はそこをついてくるわけです。

実際、対外的にも対内的にも自己の能力をアピールするというのは難しいことです。資格というのはそういう意味では非常に役に立つと思われています。資格というのはコミュニケーションにおける武器みたいなもんですね。だから、武器をもつことが目的ではなく、それを持ってどう戦うかというところにフォーカスしないとあまり意味ないのは確か。

どう戦うかを考えずに武器ばかり求めたがっているとすれば確かに滑稽ですね。